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「水平埋伏智歯」抜歯(その1)

 予定通り、右上の親知らずは近所の歯科医院で抜歯したものの、虫歯の右下の親知らずは紹介状を持たされ、総合病院の口腔外科で抜歯することに。正式には「水平埋伏智歯」というらしいが、要は内側に向かって横倒しに生えてて、一部が歯茎から出た状態のため、口腔外科でないとということで。

 で、紹介状を持って口腔外科へ行ったのですが、レントゲン写真を見た無愛想な医師が「で、入院・全身麻酔で2本一度?それとも日帰り・部分麻酔で1本ずつ?」…あれ、たしか右下抜歯だけでは?と恐る恐る聞き返すと、「残しても歯並び悪くなるし、何の得にもならん」とな。じゃ、日帰りでと答えるのが精一杯。

 そんなこんなで、1回目の手術は昨日。ネットで調べたとおり、麻酔して、歯茎切開して、骨を削り、歯を分割して(横向きなのでそのままではスペース的に抜けない)、根本を抜いて、歯茎縫合して、の工程で20分程度で終了……のはずが、歯の根がしっかり張っていて、根本が骨から剥がれず、抜こうとする毎にボキッ、ボキッと折れては更に深追いの繰り返し。結局、普通なら3分割程度で抜ける歯が、10分割以上の状態で取り出され、手術も1時間に及ぶ。術中も先生が「今日は金曜日だというのに最後に大変なのが3連発か」(どうやら私の前にも苦労したらしい)とか「おたく、口小さいなぁ…やりずらいわ」(事実、口の端が器具でずっと広げられてて術後少し切れてた)とか、どうでもからそこでそれ言う?的なまで、色々話かけられたのだが、大口開けて苦しい(顎関節症なので特に顎が痛い)上に、器具が口に突っ込まれた状態で返事をすることもできず。

 とにかく、汗びっしょり、疲労困憊となって終了。最後に腫れ止めの注射も打たれて、もう放心状態、病院のソファーで緊張からの震えが止まるまで、全く動けず。

 来月、もう一度同じ目に遭うのかと思うと憂鬱で仕方がない…