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もう18年も前のこと

 私の誕生日は2月25日。毎年、国公立のA・前期日程の2次試験の日です。

 18年前の私も、18才の誕生日に某大学を受験していました。事前にもらった受験票にあった番号が、忘れもしない「40404」で、「よれよれよ」などと家族に呼ばれたことも大して気にしていなかった…はず。

 試験中、監督者にじっと受験票を眺められ、ふと顔を上げると小声で「誕生日ですか」などと話しかけられたのは、この際どーでもいいとして、物理の試験で、1問どうしても解けない、これは与えられた条件が足りないのではないか、いやしかし入試でそんな根本的なミスはないはず、でも……いやいや、とにかくこの問題を解かなければ先にも進めない(2つか3つの大きな問題があって、それぞれ小設問で深くなっていく形式だったと記憶している)…などと必死になっていたら、その問題に固執しすぎて残り時間が少なくなってしまい、うわぁと思っていたところで、突然教室に誰かが入ってきて、黒板に足りない条件を無言で書き足して、出ていったのであった…

 今だったら、新聞沙汰の出来事だよなぁ。まぁ、この物理のせいだけではないでしょうが、結局、私は落ちたのです。(まぁ、後期も別の大学落ちたので、センター試験のマークミスではないかとも言われたが、真相はよう分からん…)

 ちなみに、帰りの阪急電車で緊張と落胆からか、過呼吸に陥り(当時、過呼吸が何かすら知らなかったが)、終点駅の事務所で休ませてもらいましたよ…

 …というろくでもない思い出を、18年経っても忘れることができません。そう、毎年誕生日に入試の、そしてこの時期に合格発表のニュースが流れるものですから。

 ま、どーでもいい話ですよ。結局、大学で学んだことと仕事が全く結びついていないですしね。