個別表示

京都には秋の日曜日に行くもんじゃないよ

 先日の旅行で余った青春18の消化で日帰り京都旅行へ。
 日曜日とあって、岐阜で乗車したときは、車内はまるで老年修学旅行のごとき混雑で米原まで満席。米原からもほぼ満席のまま京都まで。最近の青春18利用層は高齢化しすぎのような気が。それはそれでいいのだが、乗り換え時の殺気だった着席競争は恐怖すら感じることがあり、年齢に騙されて憐憫の情なんて抱こうものなら取って食われそうな勢いである。おかげで車中、米原駅から少々気を害する。
 京都駅でも大混雑、市バスの一日乗車券を購入するのも一苦労なら、銀閣寺方面のバスに乗るのもまぁ大変、観光地で案内人の手際はいいのだが、観光客が不慣れ。
 予定より1時間も過ぎて銀閣寺前に到着。そこから歩いて第一の目的地、「ますたに」でラーメンを食す。行列に20分ほど待っただろうか、味は…なんだか東京の支店の方がしっくりきたというか…本家を食べて言うことじゃないけど、なんだか別物。うーん、普通においしいレベル、東京ではこれからも食べるけど京都に来てもわざわざ食べには行かないかな?なんだか変な話だが。
 その後、バスで烏丸丸太町まで移動、御池まで歩いて次の目的地、「京都国際マンガミュージアム」へ。外の芝生を含めて、中はマンガの立ち読み、座り読み、寝読みの大中小人であふれていた。展示も見たけど、利用形態も含めて「ミュージアム」っちゅうより「有料ライブラリ」と言った方が適切な感じ。一応、試験的に閉架資料の閲覧も研究目的・事前予約で始まってたけど。まぁ、有料ってところで図書館にできなかったのかもしれんが、これならちゃんとした開架書庫と閲覧室用意した方がニーズには合うだろうに。「マンガの壁」の検索システムはできてたけど、資料自体はブッカー&所蔵印のみで分類記号やバーコードはなし。きっと盗難もでてくるであろうなぁ。経済的なお宝の有無は分からなかったけど、好きな作家さんの棚を見ると結構入手困難な絶版ものなんかも無造作にあったんで、開架閉架のコンセプト作りも必要なんではないかと。「100人の舞妓展」を見つつ(一人コンセプト間違えている先生がいたような…)、地下の資料収蔵ゾーン(閉架には新刊もあったし、ちゃんと温湿度管理がされてた)を覗いて退散。日曜日に行くもんじゃぁない。
 京都駅に戻り、てきとーにおみやげ買ってさっさと帰る。米原への車中、彦根で降りてひこにゃんに会いたいとせがむ「お父さん」と、さっさと帰りたい「お母さんと子ども達」の攻防が面白かった。