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それでも大学図書館の方がまだマシだとは思うけど

 毎日新聞 「大学図書館はいま…課題編 悪いマナー…場所なく」 (2007.7.20)

 利用者のレベルは大学図書館の方が公共図書館よりか多少はましだと思ってたんだけどなー。最近は大学図書館とは縁遠いのでよく知らなかっただけなんだけど。
 飲み物については賛否あるんだけど(私は資料を汚損した場合は必ず弁償することを条件にすればコーヒー飲んでもいいと思うけど(絶版本は困るが…)、絶対守られない案件が出てくるんで、利用者に差をつけられない限りは公共図書館で一律可能にはしてほしくない)、公共図書館ではペットボトルを机上に置くのは、自習目的だけで図書館資料不要の学生が大半だったが。それを承知で、かつてはあえて注意してたんだけど、「へっ?」ていう顔されることもままあって、何故注意されたか分かんないっていうことらしく、大学といえど何か飲みながら講義受けると怒声が飛んできた我が世代とはもう根本的に感覚が全く違うんだな、と。満席の場合(自習禁止だったので)は「→本が汚れるだろ→本使ってねーよ→だったら自習禁止だから出てけ」の論法で追い出したこともある。そーいや、あの図書館、自習者で満席になって資料利用者が利用できなくなるからと、司書を中心に自習禁止の方針を強く守ってきたというのに、この間聞いたらクレーマーにちょっと叩かれてあっさり方針転換したとか。更に骨なくなったな、県立図書館なのに。館長がお飾り行政職で司書が実権握れず、が原因なのかどうかは定かでないけど、そんなところか。テスト前なんかに調べ物で行くと席なくってろくに文献調査もできやしない県立図書館なんて、もはや県立図書館じゃねーって。
 話がそれたが、でも5年ほど前に明治大学(中央)図書館に蘆田文庫と旧ソ連製地図の調査で出張したことがあったんだけど、その時閲覧室内の吹き抜け階段が多くの学生の話し声でわんわんと共鳴反射するぐらいやかましかったことを思い出した。大きな大学ほどそういうものなのかもしれないけど、まぁ家庭のしつけという昔はあったようで実はずっとなかったというような頼りないものを拠り所にするよりも、図書館を(施設的にも資料的にも)活かすも殺すも図書館内の学生に対する図書館職員の対応次第なのかなぁ、と無責任な感想を抱いたり。ま、大学図書館に限った話ではまったくないけどね。私は図書館近くのラーメン屋で、うちの図書館から借りた文庫を広げながら麺すすってたオッサン見たことがあるし、館内で携帯電話の通話を注意したらオッサンに胸ぐら掴まれたり名前を聞かれて凄まれた経験もあるしな。あんま「最近公共マナーが」という話に乗っかるのも偏った主義主張に荷担する事にもなりかねないので、この話はこの辺で。