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某新聞も真っ青の独善的解釈だよ

 昨日の会議録作成やらで朝からばたばた。そんな折に訳の分からん回覧文書が来て大層気分を害す。先日県庁から新聞記事をFAXで取り寄せて得意気に回覧していた某部長(まぁ厄介払いでうちの館に押しつけられたような…)、日頃から法律の知識を半端にひけらかしている御仁なのにと、それ著作権侵害行為じゃないですか、とつい一言メモしてしまったのだが、それに対する反論が延々と書いてあるものが手元に。小難しげな言葉で装飾しながら、要は著作権法の目的は著作物の利用による文化発展なのだから著作権者の権利より利用者優先、(著作権の認識がない)普通の人が普通に行ってる権利侵害行為を禁止することは社会発展を阻害するから適法であるべき、なのだそうでFAX送信はすべからく公衆送信に当てはまらないとか、大抵の複製は私的複製にあたるから許されるとか、まぁ論にならない解釈の御開陳で閉口、閉口。公務員の管理職とは思えぬほどすばらしき独善的解釈、さすが私の友人である司書が職員向けに作成した書籍紹介文を剽窃し、抗議を受けてもなお謝罪もしなかったという事件を昨年起こした者の言うことだ、もう何を言っても無駄無駄、一日中やることない人の暇潰しに付き合う時間は私にはないのよということで、「私の意見は社会一般の解釈からのものでありますが、法解釈は個々人で勝手ですからこれ以上私は意見申しません」とメモして机上に返しておく。あの事件を私が知らないと思ってるのだろうが、私はともかく友人を傷つけたことは絶対に許さんけんね、覚えとけよ。皆さんも公務員の遵法精神なんてもんを端から信用しちゃいけませんぜ、まだこういうのが混じってますからね。
 そんなプリプリした気分での帰り道、前のプリウスから吸い殻がポイ捨てされて、ただのポイ捨て以上に腹立たしい気分になる。一体、何に優しいつもりなのか。
 まったく、ここまで気分の悪い一日は最近はなかったさ。