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M教授の講義&お食事会

 結局、正式行事ではなく勉強会ならというご意向があって、外部の私もM教授の講義に潜り込むことができました。

 他の人が、これからの図書館像と先進事例の紹介に耳を傾けている中、「日野市立の1階には広辞苑もない、電話で確かめました」話で一人吹き出しそうになったり、「何十年も前に貸出カウンターの横にレファレンスカウンターをと言ったら袋にされたけど、委託だ指定管理者だとなった今になって、当時の反対者が実践しだした」話は、センセの歴史は貸出至上主義との戦いの歴史なのね、と思ったりとか。関心所が普通ではない自分にちょっと自己嫌悪、でした。

 その後、この図書館や県の現状やらと、お渡しした改革案作りの経緯等々、二人でお話させていただく機会もあり、その後のお食事会にも参加させてもらいました。

 個人的には某指定管理者のビジネスモデルについて聞いてみたり。「指定管理料と体制を考えると、私は指定管理で儲けは出ないと睨んでて、自社からの資料購入とマークだけで儲けると一般に言われるけど、積極的に受託する姿勢は本当にそれだけなんですかね?この先指定管理料は減額しか考えられないから将来的に苦しいだけなのに…?」とお伺いしたら、意外と何も考えてないんじゃないの?というお答え。うーん、本当にそうかも…
 あと、「部分業務の指定管理でも、財政面から将来的には指定管理業務の範囲はどんどん広がるでしょうね」と話したら、「だったら一部だけでも導入するのは反対なんですか?」…反対ではないですが、将来予測としての客観論ですと言うしかなかった。いやはや何とも。

 外部の茶化しはともかく、今日が現場の司書の意識改革に繋がってくれれば、という思いです。

 ところで、経歴をお話してもピンときた感がなかったので、Mセンセは私がここにこーゆー図書館話を書き散らしていることはご存じないご様子。妙に図書館業界に詳しい行政職員だなぁ、と思われたことだろう。