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最高の歳出削減方法とは

 昨日の続きメモとして…

 実に簡単なことである。財源と職員共々、市町村に大幅な権限委譲をするだけのこと。
 結局、市町村には行政能力がないという前提で仕事を抱え込んで「金がない」と言っているのだから、教育も文化も含めて「緋のない補助金」と「税源委譲」と「職員の移管」を伴った権限委譲をすればいいだけのこと。
 当然責任も委譲すればいいではないか。言うことを聞くとか聞かないとか、テストの点数が良いとか悪いとかのくだらない心配なんてしなくてよくなるよ。「財政と責任の分散」、都道府県の最高の歳出削減方法だと思うがなぁ…

 どうにも都道府県は国に地方分権と言いながら、自らの歳出削減策にこの視点があまり含まれないのは、どういうことなのだろうか、と思う。
 もちろん単なるお荷物だけを市町村に押し付けるだけの手法は地方分権でも何でもないし、まして市町村を補助金で統制しようとする者は地方分権とは無縁の者であることは容易に断定できる。そこまで極端でなくとも、真の地方分権を考えている都道府県か否かはここを見れば判別できると言えようか。

 まぁ、その前に「何故そんなに財政が赤くなったのか」の検証と反省がない事の方が大きな疑問なのだが。ただ「金がなくなった」から我慢しろでは、説得も説明もあったもんじゃないが、何故かこの手の議論には都道府県は常に「前向き」である。不思議。