No.461の記事

『番線』 久世番子



 たまにはコミックの話でも…。
 『番線』(書店コードのことですね)というタイトルのくせに、本にまつわる話であってあまり本屋ネタはない。まぁ本屋ネタは『暴れん坊本屋さん』で出し尽くしたのだろう。
 とは言いつつ、本にまつわるということで、図書館取材があります。それも国立国会図書館で資料修復、納本、書庫ネタ。作者自ら納本したり、書庫内を職員案内で見学したり(こんな軽い取材でも受けるんですね、NDL)。カバー剥がしの話も軽くあります。

 絶対、新書館はまともに納本していないと思ったんだけどな。でもマジで納本の仕方知らない出版社ってのも存在する気が…

 「真理が我らを自由にする」も軽く触れとります。そういえば、昨年受験した司書採用試験(NDLのではない)の記述でこの言葉の意味を書かされたなぁ…腕もげるかと思うぐらい書きまくったなぁ…と意味のないことを思い出した。

 ライブラリアンにとっても、NDLネタだけで読む価値ありではないでしょうか。