tohru’s diary

平々凡々だらだら日記

ディープインパクトが負ければいいのに(by JRA)? 2005年10月22日(土)

   明日は菊花賞。昨日あたりから、一般のスポーツニュースでも無敗の三冠馬・ディープインパクトの誕生かと報道されていますので、競売に疎い方でもご存じでは。
 ディープインパクトという馬、過去のレースを見れば、他馬を全く寄せ付けない圧倒的な強さを持ち合わせていることは明白です。
 もちろん今回の菊花賞でも断然の1番人気。前々日オッズは当然の単勝1.0倍、支持率(つまりディープインパクトに投票された金の割合)は何と約94%。こりゃすごい。
 ということで、世間ではディープインパクトが優勝したところで「賭けた金額しか返ってこない」と騒いでおりますが、ここでちょっと検証。
 日本の中央競馬は単勝の場合、賭金総額の約20%を主催者がピンハネし、残りの80%を的中者に払い戻します。つまり、主催者側は的中が多かろうが少なかろうが、常に総売上の20%を確保することが出来るわけです。ということは、レースが注目され総売上が上がれば上がるほど主催者は儲かる、という仕組みなのです。
 ところが今回のケース、94%の人が同じ馬に投票しているので、上記のルールで払戻を算定すると…なんと0.85倍。ところが、競馬法第7条第4項により算定された払戻金額が買った金額を下回る場合は、買った金額を払い戻すことが規定されているので、競馬のオッズは1.0倍を下回ることはないのです。
 ということは、JRAはディープインパクトが勝つと取り分が20%から6%になってしまうのです。昨年度の菊花賞の単勝売上は約5億円。今年はさらに上回るでしょうが昨年並みと仮定しても約7千万円損する訳ですよ。
 もちろん、これは単勝の場合の単純計算ではありますが、ディープインパクトが勝つと菊花賞におけるJRAの収益が下がることはまず確実です。
 常日頃、JRAにお金を吸い取られているそこのあなた、今こそ恨みを晴らすチャンスですよ。全財産、ディープインパクトの単勝に注ぎ込みましょう。JRAに損害を与えられること間違いなしですから!
 えっ、ディープインパクトがこけたら?…ゴールの瞬間、生活への「ディープインパクト」ぶりに失神してください…




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