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レファレンスに対する特別措置も、もう疲れたさ

 仕事始めの日。まぁ、こういう日はのんびりと正月モードからの脱却を図って…電話ですか、はいはい、山口の大学から?…レファレンスでっか。ウェブの目録で見つけた30年前の厚生省の全国調査の資料の内容が知りたい?へいへい、現物見てきて返答します。コピーを郵送して欲しい?困ったな、郵送サービスしてないし、そもそもコピー機複写も認めてないんだよね、うち…

 こういうレファレンスは、全く利用のなかった公文書の目録をウェブで公開した狙いの通りで喜ばしいんだけどね。「公文書館」とすら施設名にない施設なので、誰もわざわざ資料検索ページに来てくれんだろうと、あえてHTMLでベタ打ちにしてアップすることで、検索エンジンで直接引っかけてもらうようにした結果だし。で、こういう遠方からの利用を敢えて誘い出して、遠隔地サービスをどうするかを歴史資料の部長に問いかけたいという思いもあったし。何せメールレファレンスすら捌ききれなくなるとして、公に受け付けしないと言われる方だから。まったく、10年以上前に県図書館が公共図書館初でメールレファレンスを受け付けた時の、外野からの懸念といざ蓋を開けたら大したことなかった顛末まで持ち出して説明したというのに。でもなぁ、前の東大生からの要請も12枚の書類閲覧のために岐阜まで来い、と答えそうになってたし(結局、私がこっそりデジカメ画像をメールで送ってあげたが)…まぁ、とりあえず大学教員が1月4日にこういうレファしてくると言うことは、かなり急いでいるということだろうし、今回もこそっとメールで送っておいたが、そろそろ真剣に遠隔地サービスどうするか検討して欲しいなぁ。いつまでも、個人的な特別措置でサービスして一人で悦に入るのも疲れたぞな。

 しかし、今回の対象資料にあった調査って、全国○○調査ってなってるぐらいなのに、どうも調査結果がどこにもない。冊子になってて当然なのに、何故かこの年度の調査結果だけは、厚生労働省図書館でも各都道府県図書館でもOPACで見る限りないんだよね。国立国会図書館は…うがー、NDL-OPAC7日までメンテで使用不可だと?ふざけるなー、だったけど、どうも公表されてなかったらしい。センセからのお礼のメールにも、厚生労働省には調査の記録すらないと書いてあったが。国立公文書館にレファレンスしてみたら、というところで私の役割は終了だけど、何か釈然としないなぁ。

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