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司書課程の宿題を公共図書館に丸投げると…

 某ネット大学(私もそこで司書資格取ったのだが)の「情報検索演習」で出された課題を公共図書館に丸投げした馬鹿な学生がいたことを聞く。
 最初、図書館では普通のレファレンスとして回答していたが、そのうち内容がマニアックかつ一貫性がなくなってきた(「物理学者寺田寅彦の一周忌に出版された思い出集の題名」「娘の手による小泉信三博士の回想記にはどのようなものがあるか」「今村タケ雄(漢字失念)先生が著した偉人伝の数々を探す」など。どこかの図書館で役に立つかもしれないので敢えて掲載しておく。)ので訝ってググッてみたら大学の課題にビンゴ、ということで発覚したらしい。ちなみにこれらはNDL-OPAC検索の演習課題ってんだから余計に始末が悪いわな。大学に問い合わせたときに学生の名前を聞かれたものの、利用者情報ってことで伏せた(メールなんで偽名かもしれないけど)そうだが、こういう場合は伝えてもいいんじゃないかと感情的には思うな。
 そういえば、数年前にも「レファレンス演習の課題ですが」と堂々と書いて図書館にメールレファしてきた馬鹿者がいたなぁ。返信で「そんな心構えで司書になる気か!」と一喝したあのベテラン司書さんも、今はもう昔。