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命名「矢祭もったいない図書館」

 毎日新聞 「雑記帳:名前も「もったいない図書館」に 福島・矢祭」 (2006.12.4)

 …だそうです。「もったいない」だけの精神で本が集まった訳ではない(少なくとも私は文末に書いたことを個人的に支援したくて本を寄贈した)とは思いますが、発案はそこからなんだし、後生にその生い立ちを残すという意味ではいいんじゃないでしょうか。
 何となく、図書館がもったいない、みたいに聞こえなくはないところがナニですが、収蔵庫も新たに作るようですし、名実共に立派な図書館になることを期待します。今の日本ではまさに逆境の「自立的な地方自治」を選択した矢祭町の図書館は、その根幹を担うに足る住民を育てなければいけないという、公共図書館としては最も重要な(しかし、今の日本の公共図書館ではほぼ果たされていない)任務を負わなくてはいけないのですから。