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爆笑でない小ネタ集

・岡山日日新聞 「紛失書籍「購入」へ 倉敷市 公文書館検討も表明」 (2006.9.20)
 これこれの続き。古書で出てきたら紛失資料を買い直し…って恐らく紛失した現物のことだよね?法的には盗品だと認識していなかった相手方に返還は求められないのだろうけど、結局管理瑕疵の責任所在が曖昧なまま、税金で買い戻しというのは感情的には納得しがたい解決方法ですな。歴代職員が自主的に買い戻すぐらいしてもらわないとって気になります。
 しかし、公文書館検討って…図書館は見限られた?それとも無くしても構わないものだけ持っておれということ?ちなみに公文書館は「公文書」収集保管が本務であって、単なる古文書保存庫ではありません。更に言うと公文書館は閲覧も重要な機能なので図書館に近いところもあります。その辺認識した上で検討してもらいたいです。もちろん公文書の保存利用を念頭としたお話なら大変結構なことですが。

・佐賀新聞 「アスベスト除去で13万冊の貸し出し中止 県立図書館」 (2006.9.24)
 タイトルなんだけど、「貸し出し中止」かぁ。県立図書館の閉架図書なのにね…。本文は利用って記述もあるのだけど、やっぱり貸し出しなんだよね。えっ?「貸し出し」には食いつかないのかって?そうね、「貸出」だね。(分からない人はスルーして)

・東奥日報 「「稽古館」の収蔵品に再び光」 (2006.9.23)
 このところ、特に世知辛い文化行政にちょっといい話。やっぱり「市民」も捨てたものじゃないですよ。図書館ってのはこういう種を蒔くことができる数少ない機関だと思いますが、さてその機能が果たせているのはどれぐらいだろうか…