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町立・市立&学校図書館間の相互貸借

 読売新聞 「図書館の蔵書“共有化”」(2006.6.15)

 公共図書館間の相互協力も、場所によっては未だにままなっていない現状ですが、こちらは学校と市町立、また学校間の相互貸借システムを作ったという記事。私の知識不足ですけど、学校支援というと市町村立→学校というイメージしかなかったのですが、今回の事例は学校間も相互貸借しているという。
 うーん、財政難に対して公共図書館が生き残る数少ない方策の一つは、県単位(もしくは道州レベル)の「分担収集」ではないかと個人的に発想したことがあったけど、今回の事例は、市町村単位でも学校を含めた分担収集にシフトする可能性を僅かだけど感じさせるなぁ…相互貸借ができる体制であれば、市町村立の児童書(小中向け)は地元の小中に分担して収蔵していても問題ないかも、むしろ子どもたちに利用の機会を多く与える効果すらあるのかもしれんと思うと、ちょっと新鮮に映った記事です。
 ま、まずはシステム云々よりも前に、市町村立が気軽に学校に利用してもらえるように雰囲気を作っていく積極性が大切なんだろうと思いますけどね、現状では。