個別表示

コンビニサービス成功例?

 毎日新聞 「市立所沢図書館:コンビニ“図書館”人気で取次7店に /埼玉」 (2006.6.2)

 元祖がコンビニサービス廃止に追い込まれた一方で、片や予想以上の人気となる図書館もあり。市立で「1カ月あたり約1300人」利用という数字を叩きだしているんだから、そりゃ…(以下自粛)。都市か田舎か、というような「地域性」も重要なファクターなんだよね。ま、ニーズがあるところなら、コンビニを貸出窓口にするシステムは成立することが分かってよかった?

 …と言いながらも、人気の裏には開館時間が午後5時までという理由があると思うんだが。コンビニも結構だけど、何故このサービスが人気なのかを考えたら、利用者のライフスタイルに開館時間がそぐわないからという見方もできるんじゃないかい。よく知らないけど、所沢って東京へ通勤している人が多くて、平日の午後5時に図書館閉まってたら利用できる訳ないやろ、ということじゃないだろかねぇ。いつものように意地悪言うと、貸出さえ時間外対応すれば早く閉めても、という意識があるんじゃないかという気もする。市立図書館は図書館という建物で資料を利用(もちろん貸出以外のサービス含む)してもらうことが本来であって、そこからはみ出た人のフォローとして、こういう搦め手的サービスが存在するという位置付けが正しいと思いますよ。

 …市役所・町村役場の窓口も時間延長し始めた昨今、ベッドタウンの市立図書館なら午後7時ぐらいまで開館することは、当然のサービスレベルという気がします。田舎に住んでいる自分でも、地元の市立図書館が午後5時に閉まってたら「どないして利用せーちゅうねん」と怒り狂うだろうなぁ。