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移動図書館中止の理由/総務省、住基カード積極的利用を通知

 ・読売新聞 「厚木移動図書館 小学校巡回中止 来月から 児童の安全理由」(2006.3.19)
 安全配慮が必要なのは事実ですが、図書館の建物だって「どんな人が入ってくるか予想がつかない」ですがな。現に私はカウンター勤務中に、カッターで刺されそうになったことありましたけど。素直に排ガスと予算のせい、と説明すればよかったのに、下手に屁理屈くっつけるから議論がおかしな方向へ行っちゃったんじゃない。
 それにつけても、図書館の安全は職員で作らなきゃいけない時代だなぁ。こんな本も出ていたっけ…て品切れ?と思ったらすぐ新版?が出ている。予想以上に売れた結果なら、やっぱり図書館は危ない場所だということだ。

 ・読売新聞 「住基カード多機能化「積極的に検討を」…総務省が通知」(2006.3.18)
 住基カードを貸出証にしている図書館はまだ少ないようですが、住基ネットの是非云々の前に、対応させるには図書館システムの改良や更新にかなりの予算がかかるからなのでしょう。使って欲しければ総務省はそういうことにばんばん補助金出さないと無理よ、と。地方自治を謳いながら金で市町村をコントロールする総務省らしい方法だけど、住基ネットを亡き物にしないためにそのうち実行されよう。
 堅牢なセキュリティさえ保証されれば、利用者も図書館側も便利に違いないけど(身分証明書の確認もなければ、住所変更も手続き要らず、本を借りたままトンズラは減らせるわな…)、こんな単純ミスで情報漏洩している図書館職員がいるうちは止めといた方が無難では。別に康夫ちゃんの肩持つ気はないけど、どれだけがんばったって、住基ネットのようなシステムが絶対安全なんて言い切れるようにできる訳ないって。どうしても使って欲しければ、金だけではなくて、県や市町村に明確な瑕疵がない限り、総務省が事故の全責任を負うことにすればいいと思います。