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大学図書館に日曜開館を要請

 共同通信 「大学図書館の日曜開放を 行政評価局が異例の要請」 (2006.3.8)

 まさか行政評価局からこのような要請をされるなんて、大学側もびっくりしたことだろう。行政評価局って地味な存在だから、普通の人はもとより、大学職員も知らない人がいるぐらいじゃなかろうか。

 大学図書館の日曜開館…実際に開館している大学だって、それは学内利用者の為であって、学外利用者の為に外部から要請されるというのはどうなんだろう。大学図書館の一般開放化が進んでいるのは事実だけど、現在のところは学外利用者は副次的利用者と捉えるべきなんじゃないでしょうかね。実際の利用者からの要望を受けて、と記事にはありますけど、大学図書館を開ける、開けないは大学が学内で決定するべき事だと思うのですが。別に一般利用者の意見を無視しろ、という強権的お役人意識を支持しませんが、この件に関しては違和感ありなので。利用者は大学に開けろと言うのではなく、日曜は地元の公共図書館から相互貸借で大学図書館の資料を利用することを検討すべきじゃないかと。直接利用より利便性は悪いでしょうけど。やっぱり大学図書館と公共図書館は役割の違いというものが存在すると思いますよ。学外利用者が大学図書館に購入資料をリクエスト、なんてことになったらおかしくないですか?
 これを機に、4大学は「学生、教職員の為に」日曜日に図書館を開けるかどうかを検討し結論を導けばよいのではないでしょうか。