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指定管理者制度万能説?

 今日感じたこと。役所では「指定管理者制度万能説」というのが信奉されているらしい。いや、役所ではなく為政者と財政担当というべきか。
 制度を導入してもしなくても同じなら、とりあえず導入しなければならないらしい。たとえ外郭団体を指定管理者としても、直営のままでは無策と言われるのを恐れるかのごとく。なんだかしつこい生命保険の勧誘を断るために、とりあえずどこか一社に加入する新入社員のようで、いささか頭が悪い感じ。
 一体、指定管理者制度の本質とは何なのだろうか。人件費削減?でもそこで排除された給料相応に働かない公務員は別の部署で残ることをどう考えればいいのか。もしくは自分達の給与水準を維持するため、民間企業に雇われた非正規職員から合法的に安く労働力を搾取することを推進するということか。民間活用?公務員は企業人より仕事ができないとあっさり認めるのか。もしくは、企業人より仕事のできない公務員を排除しないツケを回すのが目的なのか。
 所詮、指定管理者制度を導入するのは出先機関であるということと無関係ではなかろう。翻って、総務事務センター構想など本庁のアウトソーシングがあまり浸透していないこととの比較でも…

 主語がないって?それは想像で埋めてください。結構面倒くさいことが起こりかねないし。こんなことをぐだぐだ書いている間にも、また中身のない導入話が新たに湧き上がっているようだ。

体験者 2008年01月29日(火)23:47

指定管理者制度の本質は、

『作りすぎちゃった箱モノのゆるやかなパージ』
『箱モノのリストラ』

ととらえています。いずれ建物を完全に民間に売却するか、地域コミュニティに委ねるか。明治時代に官営工場を民間に払い下げたような時代が来るように思います。たぶん道州制は始まることには、全国一斉にはじまるのではないでしょうか。あ、大阪府はもちょっと早く払い下げが始まるかも。

設置自治体側も、変な理屈をつけて未練を残さないで、「お金ありません。直営できません。ごめんなさい。誰か引き継いでください。お願いします」とか言って、切り離しちゃえば世の中もっとシンプルになるのになぁ。

tohru 2008年01月30日(水)21:06

体験者 様

 指定管理業務、お疲れさまです。
 「ゆるやか」にするよりも、すっぱりとリストラすればいいのではないかと思いますが、どうにも過去の責任を取らない公務員らしい方法と言えるのでしょうか。
 今の各種公共施設に払い下げするだけの価値があるのならまだいいのですが…。
 本当に大ざっぱに言うと、指定管理者制度が簡単に成功する施設であれば公共で設置するだけの公共性がなかったということ(民間主体で設置できる)だし、反対に誰がどう努力しても成功しないけど必要性があるという施設なら、ちゃっちゃと税金を投入して維持すればいい(当然費用以上の効果は出すべきですが)だけのことではないでしょうか。

体験者 2008年02月05日(火)20:36

「図書館以外は不要」橋下氏、大阪府施設の廃止・売却検討
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080205-OYT1T00081.htm?from=navr

橋下知事の決断はいかに? 答は6月発表!!

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