個別表示

大学図書館の有料一般開放

 ・毎日新聞「城西国際大:観光学部、図書館を一般開放 会員登録、施設利用可能に /千葉」(2006.6.6)

 私立大学だもん、有料だっていいじゃん、と思う向きもあるかもしれませんが、国立だって独立行政法人な訳で、お金取ることだって制度的には全然問題ないから、大学図書館というカテゴリーで考えるべき話だと思います。
 記事には有料開放へのプロセスや意図は触れられてないけど、8000冊とネット端末で1年1000円か。結構妙味ある値段設定なことで。差別的かもしれないけど、お金払って快適な図書館を利用したいという発想が個人的にはあって、こういう図書館が近所にあれば4000円ぽんと払います、たぶん。そのかわり、有料なんだからサービスレベルは結構な高さを要求したりしてね(←元公共図書館員としてはあるまじき発想ですね…)。
 ともかく、一般論として、利用者にすれば有料なら有料なりのメリットは必要だろうし、有料故に求められるサービスレベルも当然それなりで、そこいらの公共図書館と同じならメリット足り得ない訳ですよ。ま、大学図書館なんだから、一般開放なんてまさに副業部分なんであって、これで運営資金を賄う気なんてもちろんないでしょうけど、さてどれぐらいの利用者が出てくるのかは気になります。

G.C.W. Eメール URL 2006年06月08日(木)18:28

上智大学図書館が以前から,「友の会」みたいな感じで学外者に有料で公開しているんですよね.ここ↓の下のほうに料金表があります.

上智大学図書館:学外の方へ
http://www.sophia.ac.jp/J/lib.nsf/Content/gakugai

最初に話を伺った頃に比べると,体系も整備されてますが,料金も値上がりしてますね(^^;).

tohru URL 2006年06月09日(金)09:08

 料金高いですね、一般人利用と考えると。大学の立地からすると、近所の人がふらっと立ち寄る場所じゃないですし、明確な目的(研究)のある人が、資料価値に対して対価を支払って利用するというスタイルなんでしょうね。その辺、城西国際大とは少し方向が違うのかもしれません。
 ソフィアと言うと、私、○年前に受験した事があるのですが、監督官が外国人の方で、さすが上智、と思っておりましたところ、英語の筆記試験中、私の答案用紙を覗き込んで何故か「フー…」とため息一つで去っていくではありませんか。「えっ、何、どーゆー意味?全然だめってこと?」って頭が混乱してしまい、その後の試験が手に着かなかったよい思い出があります(笑)。