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爆笑でない小ネタ集2

 ・読売新聞 「県立図書館の将来検討…懇話会が初会合、教育長に来年1月答申へ/長崎」(2006.6.7)
 以前、「県立図書館の誘致」で長崎県立を誘致する大村市長について書きましたが、この度、移転を含めた(ありき?)検討会が発足したようです。そりゃ駐車場18台じゃね…長崎市立の新設を機に、というのがうん、まぁ、色々突っ込み要素もありますが、是非「県立図書館が担うべき役割などを改めて検討」してください。「県央への移設」の発言、大村市の息がかかってなければよいのだが…公平な議論を望みたいですな。

 ・読売新聞 「県図書館、文化財の複製資料を高校に貸し出し(宮城)」(2006.6.6)
 面白い試みですね。まぁ、これはこれとて、最近うすぼんやり悩んでいるのは、図書館と博物館の線引きについて。古文書を直接収集する場合はもちろんですが、普通に収集している新刊本だっていつかは古文書になるわな、でも図書館でそれらの資料をいつまでも管理できるのかな…なんて。図書館も資料保存という役割は担うべきだけど、「利用<保存」という価値になった時点で博物館に移管しないと、図書館は技術的、人員的、そして収蔵場所的に無理を生じる気がするけど。どうすればよいのかしら…

 ・北海道新聞 「NPO委託運営滑り出し好調 松前町立図書館 開始2カ月 開館時間延長など実る 来館者55%、貸出数は44%増」(2006.6.6)
 「民間委託の効果」というよりも、今までがどーやったん?というレベルの話じゃないかと思うのですが、意欲ある人たちに運営してもらった方が利用者も嬉しかろう。それにしても「約二千二百万円の人件費が約三百七十万円に圧縮」ってすごいな。自主的なボランティアで公共的事業を担うというのは、これから絶対に必要になる尊い精神だと思うのですが、この構図を指定管理者制度に当てはめるとなると、行政側が労働力を無理矢理搾取しているような気がして、いたたまれなくなるのは私だけなのでしょうか。やる気のある人に対してはお金を掛けることも、長期的な視点では絶対必要なことだと思います。

G.C.W. Eメール URL 2006年06月08日(木)18:41

実は大学の同期が長崎県立にいまして.
彼とはしばらく話もしてませんが,別の同期によると,相当大変なことになっているらしい,と言ってたそうで.「市立があれば県立イラネ」みたいな話さえあるようですよ.何ともはや.

tohru URL 2006年06月09日(金)09:18

今まで市立がなかったのですから、県立は自ずと市立の役割も担わされていたのでしょうに、新しい市立ができればイラネ、と長崎市民に言われるのは同情を禁じ得ません。でも、客観的に見れば市民の県立に対する意識なんてそんなもの、まして市立が今までなかったという背景を考えれば、そういう意見が主流になるのも十分可能性はあるのでしょうね。
勝手な意見をすると、離島への交通を考えて長崎港付近に新図書館建設、が県立の役割を見据えたベターな選択なんじゃないかなぁ…

G.C.W. Eメール URL 2006年06月09日(金)19:15

離島への交通といえば,長崎では,昔はブックモービルならぬブックシップがあったそうです.こちらが模型↓

[5-03]ひまわり号 −日本唯一の図書館船(1962〜1981)−
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/pub/tojo/archive/tenji/tenji2/ship.html

船着場のある公共図書館,オーバースペックかな(^^;).

tohru URL 2006年06月10日(土)12:31

 あにゃ?「ひまわり号」って広島県じゃなかったですか?長崎市の人が模型作ってますけど…

 船や船着場は難しいとしても、海辺の図書館なんて長崎らしくていいと思うんだけどなぁ…
 数少ない記憶を辿ると、北海道は奥尻島の図書室は海のすぐ脇に建てられていて、館内の大きな窓から港を見渡すと実にゆったりとした気分になれました。津波被害の後に新築された建物だということで、切なさも呼び起こしてくれましたが…

G.C.W. Eメール URL 2006年06月10日(土)17:16

間違えました! 広島県です.これ↓ですね.

レファレンス事例100_0025
http://www.library.metro.tokyo.jp/04/0025.html

記憶に頼ってレファレンスをしてはいけません.反省m(_)m