No.164の記事

爆笑でない小ネタ集2

 ・読売新聞 「県立図書館の将来検討…懇話会が初会合、教育長に来年1月答申へ/長崎」(2006.6.7)
 以前、「県立図書館の誘致」で長崎県立を誘致する大村市長について書きましたが、この度、移転を含めた(ありき?)検討会が発足したようです。そりゃ駐車場18台じゃね…長崎市立の新設を機に、というのがうん、まぁ、色々突っ込み要素もありますが、是非「県立図書館が担うべき役割などを改めて検討」してください。「県央への移設」の発言、大村市の息がかかってなければよいのだが…公平な議論を望みたいですな。

 ・読売新聞 「県図書館、文化財の複製資料を高校に貸し出し(宮城)」(2006.6.6)
 面白い試みですね。まぁ、これはこれとて、最近うすぼんやり悩んでいるのは、図書館と博物館の線引きについて。古文書を直接収集する場合はもちろんですが、普通に収集している新刊本だっていつかは古文書になるわな、でも図書館でそれらの資料をいつまでも管理できるのかな…なんて。図書館も資料保存という役割は担うべきだけど、「利用<保存」という価値になった時点で博物館に移管しないと、図書館は技術的、人員的、そして収蔵場所的に無理を生じる気がするけど。どうすればよいのかしら…

 ・北海道新聞 「NPO委託運営滑り出し好調 松前町立図書館 開始2カ月 開館時間延長など実る 来館者55%、貸出数は44%増」(2006.6.6)
 「民間委託の効果」というよりも、今までがどーやったん?というレベルの話じゃないかと思うのですが、意欲ある人たちに運営してもらった方が利用者も嬉しかろう。それにしても「約二千二百万円の人件費が約三百七十万円に圧縮」ってすごいな。自主的なボランティアで公共的事業を担うというのは、これから絶対に必要になる尊い精神だと思うのですが、この構図を指定管理者制度に当てはめるとなると、行政側が労働力を無理矢理搾取しているような気がして、いたたまれなくなるのは私だけなのでしょうか。やる気のある人に対してはお金を掛けることも、長期的な視点では絶対必要なことだと思います。