No.184の記事

司書課程科目における大学図書館の扱い

(注:半分フィクションにしてます…)

 先日、知り合いの大学図書館司書(K氏)から連絡あり。

K「あんな、あんた去年司書資格とったやろ?授業で大学図書館について何教えてもろた?」
T(tohru)「何やねん急に…えっと、概論で教科書に数行紹介されてたぐらいかなぁ…どして?」
K「いやな、いまうちの図書館司書の臨採試験のな、論述の採点してるんやけど、読めば読むほど情けのうなって…」
T「大学図書館について書かせたん?そりゃ、勤務経験なければ、司書ったってまともに書ける訳ないやろ」
K「でも、司書資格に必要な科目は文部科学省が定めてるやんか?その中で大学図書館についても触れなあかん科目があるはずやろ?」
T「そんなん、あんたのように図書館学を専攻してれば大学図書館や私立図書館についてもしっかり講義あるやろけど、普通の司書課程だと公共図書館の話ばっかやろなぁ…」
K「そんなもん?」
T「…と思うで」
K「なぁ、Tも書いてみーひん?恐いもの見たさで読んでみたいわぁ…」
T「俺が書いたら、あんたんとこの図書館をさんざコケにするやろから、一発不合格間違いないわ(笑)」

 …ま、公共図書館中心の講義になることは、しょうがないといえばしょうがないのかもしれないが、それ以外の館種を軽視する業界団体の教科書が幅を利かせてることと関係ないとも言い切れずか…本当は、学生にとっては一番身近な大学図書館こそ、体験を交えたいい教材になるはずなんだけど、実態はどうなのかしらん。

 いずれにせよ、司書課程修了しただけでは、公共でも学校でも最初は使い物にならないのは当たり前、せいぜい教えやすそうな子を採用して、しっかり教育してあげなさいな、というアドバイスで終了。こんなんでよかったんかいのう…