No.417の記事

ペナント記念撮影の瞬間、私が隣のドラファンにささやいた言葉は「この写真が何年使われ続けるか見物やね」

 ナゴヤドーム3日連続観戦で3連敗、最後は継投完全試合のおまけつきという、ファイターズの極貧打線を象徴するゲームで今シーズン終了でした。

(ネット裏近くから観た昨日の感想)
・絶不調と明らかに分かるダルビッシュのあの投球。ほんまもんのエースになりました。
・一方の山井は1回表の1球目を見ただけでとんでもない出来だと分かった(マジで)。結局、どの打者にも初球から素晴らしい球でストライクを取りまくり、カウントを不利にすることすらなく8回まで行ったが、もう納得としか言いようがない。
・9回表、森コーチがベンチ前でボールを受け取った瞬間から、球場内は悲鳴ともブーイングとも言える異様な歓声が充満。日本一目前だというのにドラファンが岩瀬のコールにあれだけ歓声をあげられないとは、落合も罪作りなことを…

 継投については色々言われていますけど、あのとき私の脳裏をよぎったのはこの試合(リンク先E)のこと。1本のヒットの恐さを知っているのは落合本人だったのかも。まぁそれにしてもこの人はヒール役がよく似合うさ、まるで自らそう演出しているかのように。

 さばさばとした気持ちで、素直に2年連続で日本一決定の場面に立ち会えたこと、そして継投完全試合という2度と起こらないであろう試合を目の当たりにできたことは、貴重な経験だと思ってます。貴重と言えば、帰るときに通路で満面の笑みを浮かべた「牧田知丈」氏とすれ違ってしまった…

 シリーズ中、必ずドラファンから「去年いい思いしたんだから」と声をかけられましたが、私としてはこの結果は今年の方が出来すぎだと思うのですよ、戦力的に。「史上最弱王者」がよくぞここまで激闘してくれたと。しかし、少なくとも来年のファイターズは相当の戦力補強がない限りBクラス確定だと思います(補強どころかもうセギノール、萩原の放出と白井、佐藤、淡口コーチの刷新が報道されてるし)、きっとヒルマン監督の1年目に戻るがごとく。