No.422の記事

迷い道 くねくね

 実はここ、いくつかのサイトで図書館系ブログに分類されながら、最近では「ファイターズ」話に終始し、そろそろ看板架け替えも検討しなければならないような状態。本人はメッセージ性のない日記のつもりで好き勝手やってますので気にしてないのですが、RSS使って自動で更新情報収集している図書館系リンク集なんか見ると、時々タイトルだけで浮きまくり…。まぁ、適当におつきあいください、ということで。

 さて、最近ばたばたしていたことの軽い種明かしも含めて、個人的な話を少々。
 私は12年間いわゆる事務方の公務員として働いとる訳ですが、「ゼネラリスト」と言うと格好良すぎるか…まぁ職種的にはユーティリティプレーヤー的な位置づけであっちこっちと異動させられております。ただ個人的事情としてちと普通と違うのは採用職種が理系混じりの行政という訳の分からんところなのですが、これも最初の配属で多少の配慮があっただけで、その後は一般行政職と人事上何ら変わらず、一体何のための特殊職種だったのか首をひねるばかり。途中図書館でも働き、酔狂にも司書資格まで取ってこんなところでぶちぶちと素人が図書館界に文句をたれてる状態にまでなってるのですが、自分のこの「拠り所」のなさに不満を覚えてるのです。人事的に理系として何かを期待されている訳ではなく(むしろ扱いが厄介がられているきらいもある)既存の事務職の仕事を転々としているだけの状態、またどの席でもどれだけその仕事のスペシャリスト的な経験や知識を得ようとも結局は専門的キャリアとはみなされない状態(専門職ではないことと在職期間が短いことに起因)に最近ほとほと疲れたというか。特に今の指定管理者として財団派遣という体制下での県庁担当諸子とのやりとりは、もう絶望的に嫌気が差してます。で、今後何かしらの専門職として仕事していった方がモチベーション的にも精神衛生上もよろしかろうて、という思考に取りつかれて某所の某職種(分かる人には想像に難くないでしょう…)の試験を出来心で受験したところ、どうも最終合格者になりそうな所まで来てしまったということです。

 ただねぇ…冷静に考えてみると、今の年収から数十万〜百万単位で収入が落ちる、今の場所から数百キロ離れた場所、全体としてお先真っ暗に思える業界の中にあってそこは理解ある者の庇護下で良い環境らしいが10年、20年後まで維持されるという確証はない、そして何よりその職種は専門職でありながら自分たちの運営する施設をマネジメントする立場には多分なれない(反対に今のままなら今のところで将来そういう立場になる可能性はある)、というところで果たして全てを捨てて飛び込む価値があるやなしや、で二の足を踏んでおります。
 結局はこれから25年間を楽しむのか、25年後に向けて現状を我慢して受け入れるか…なんだけど、相当迷ってる(だったら最初から受験するな、というご批判は深く自省しておりますのでご容赦を…おそらく採用数以上に合格者だすところなのであまり迷惑を掛ける結果にはならないと…)。タイムリミットはもうすぐ、自分の事は自分で決めますが…

 しかし、ゼネラリストより待遇が相当悪い上に、いわば砦すら自分たちで運営できなくなっているスペシャリストって何なんだろうか。